ぜんまい仕掛けの宇宙船

−三文小説家見習い・小倉洋の作品置場−

あらすじとプロットの違いがわからない

 

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 あらすじとプロットの違いが分からなくて悶々としておりました。

 これまで読んだ参考書籍では明確な違いを読み取れず、「なぜ同じようなものに二つの名前があり、時にあらすじと呼ばれ時にプロットとよばれるのか」が疑問でしょうがなかったのです。

 

■ 調べてみた

 こういう時に大助かりなGoogleさん。

Yahoo知恵袋回答

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 まずこちらがGoogle検索の最上位に来ていたので覗いてみました。実に簡潔かつ明瞭な説明でとてもわかり易かったです。

『「あらすじ」は読み手(受け手)に対して書くもの。内容を簡潔に伝えるもの。読む・見るために最初に情報を得るためのもの。「プロット」は書き手(作り手)に対して書くもの。内容を整理し、書き(作り)易くするための準備段階。』

  

 なるほど、対象が違うというわけですね。

 

サイト「ストーリーメーカー」

storymaker.click

 次にこちらを参考にしました。上よりも詳しく説明されていて、さらに理解が深まります。

『プロットには二つの良いところがあります。一つは、先ほどもふれましたが、全体の見通しをつけることができる点です。伏線はどこに入れるか、どんなアイデアを入れるか、整合性は保てるか、面白いか、そういったことをチェックしてから、細かい部分を作ることができます。変更も簡単です。一度に完璧なストーリーが作れるスキルがあればプロットは必要ありませんが、修正を繰り返して作り上げる場合には時間も手間も短縮することができます。

もう一つは、ストーリーを共有するために優れている点です。ストーリー作りには、作者側が一人でない場合があります。共同でストーリーを作る相方がいる場合や、プロデューサーや編集者のような、チェックする立場の人がいる場合です。そのようなときは、相手にストーリーの内容を理解してもらう必要がある場合があります。相手からアドバイスを受けたり、修正点が指摘されたり、OKかどうかの判断されたりします。この場合、相手は最初からディティールまで完成した長いストーリーすべてに目を通すよりも、まずはダイジェストで見たほうが時間の短縮になります。さらにそのあとに変更や修正が加えられる場合にも、ダイジェストの方が簡単に直すことができますね。』

 

 あらすじとプロットの違いに対する説明は同じだと思います。これにプラスして、引用のようにプロットを書くことのメリットも述べられていており、「なるほど、そういうことだったのか!」と納得。俗に言う「ストンと肚に落ちる」という感覚です。

 また、こちらのサイトは「文章を書く」ということについて様々な解説がなされているので、かなり勉強になりそうです。今度、時間を作って始めから終わりまで完読してみるつもりです。

 目次を見るだけでもワクワクしますよ(笑)

 

■ 結局こんな解釈をしてみた

 二つの回答をご紹介しつつ読み砕いてみた結果、自分なりに理解しやすい言葉に置き換えると次のようになりました。

  • プロットとは、マンションに例えれば、建築を実行する大工(作者)に必要な「設計図」であり「作業工程表」
    建築前に必要なもの

  • あらすじとは、マンションに例えれば、完成後に顧客(読者)に見せるための「間取り図」
    完成後に提示されても問題ない

 それほど非道い大間違いではないと思うのですが、いかがでしょうか?

 それと調べてみて 意外だったのは、結構な数の人が「あらすじとプロットの違いがわからない」と思っていることでした。正直言って、こんなことで悩むのは自分くらいだろうと思っていただけに驚きです。嬉しいと言っても過言ではありません。

 いやー、仲間がいるって良いですね(笑)

 

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